メールでなく会えないから怪しい?

原稿を提出する前に、いちど会いたい・・・ので、会えませんか? といって
こられる人がいます。これはまあ私の尺度でも、気持ちはわかるなぁ〜という感じ
にもなります。


ところが、私のところまで会いに来てくれますか?
と開き直られると一変して迷惑者になってしまいます。
さらに、えぇ〜ぇ、会えないの〜、怪しい〜〜となれば、こりゃぁ、もう、勘弁して
とお願いするしか他の方法がなくなってしまいます。


私はインターネットでのメール交換が基本で仕事をしてます。
私が発掘した新人で顔を合わせた著者はほとんどいません。
まず、インターネットで出版案内のメールを出します。
返事があった分についてメール交換で相談に乗ります。
折を見て、原稿と関連書類をインターネットで提出していただきます。
それをまず私自身が審査します。審査OKとなれば、適切な出版社を選択し
メールします。出版社との間もメール交換で折衝交渉します。出版社と著者
との間で条件が折り合った段階で出版社から著者に出版契約書が郵送され
契約が締結された後、私が電子書籍の紙面制作を担当します。これも外注
スタッフとメール交換で仕事を進め、そして出版社に完成原稿を入稿します。


このようにすべてがメール交換でビジネス成立しますので著者には金銭負担
ゼロで出版をプロデュースできるのです。もし、新規な著者と会うとすれば、
原稿と関連書類を審査した後で合格者になら会ってもいいと思いますが、
私の事務所まで来てもらうことになると思います。


会いたいといわれる方の気持ちはわかります。
そして原稿を渡す前に会いたいという気持ちもわかります。
ところが出版が成立して初めてビジネスが成立するのが私の仕事ですので
出版の可能性がまるで未知数の段階で会うようなまねは土台できることでは
ありません。


会いに来るといったところで1時間ほどの時間を費やすことになりますし、
駄目でどうしようもない人ほど押しが強くて、断っても、断っても執拗に粘る
タイプが多いのは不思議ですね。だから、やはり会えないのです。


私の仕事では最終的に出版社と著者の間で出版契約書を締結していただき
ますので、ご安心いただけると思います。また、出版が決まった後でしたら
出版社も会うとは思います。