新風舎の裁判が始まった

問題商法として有名な自費出版大手の新風舎が裁判で、その真偽が
裁かれることになりました。


論点としてTVで報じられた2点は、つぎの通りです。


 1. 全国に協力書店が800店あるので、そこに並べて販売する
    と契約したのに実際は2店舗に並んだだけだった。

 
    ちなみに、協力書店として印刷されている大手書店に尋ねると
    事実無根と否定された。


 2. 契約して出版したものの書店に並ばないので在庫確認を希望
    しても応じてくれず、ようやく1ヵ月半して事務所で梱包された
    書籍を見ただけなので、本当に契約どおりに印刷製本してい
    たのかが疑わしい。


そして、コメンテーターの一人が言ってました。
凄く立派なパンフレットが送られてくるんですよ。
あんな立派なパンフレットを見ると、だれでも大丈夫だと思って騙され
てしまいますよ。


この報道を見る限りでは検察は詐欺を立証しようとしてると見えます
が、私は個人的には金融詐欺事件と同じような構造に見えて仕方が
ありません。


いわゆる金融詐欺事件とは、ありそうにもない有利な条件で優遇され
ると信じて(騙されて)投資をすると詐欺事件だったというものです。
騙される人たちは揃って小金持ちです。特に、厚かましい面の皮の
厚い人たちに限られるという印象を持ちます。普通なら、そんな夢み
たいな話しはないと相手にしないのを、いつも被害者は自分だけは
特別なのだという自惚れがあるのでしょう。そして、結果は、そんな
夢みたいな話しはなかったと決着がつきます。


先日からmixiのマイミク整理を宣言しました。
それはメールを何通送っても返事がなく、ただ沈黙するだけのマイミク
って意味がないと思うのですから。ところが、すると、まさに言いがかり
は始まり、そして誹謗中傷がネットで活発になってきました。


マイミクを維持すると読み手などいない原稿でも出版社が宣伝つきで
出版してくれると思ってるのでしょうか?


言いがかりは、つぎのパターンを持ちます。


1. 私はmixiをサーフィンしながら本気でプロ作家を志望しているのか
   な、またはプロの可能性があるかなと思う方々には気楽にご一報
   を差し上げています。


   ところが、その返事内容が、あれ勘違いだった間違いだったなと
   感じれば仕事の対象からはずします。すると、途端にスパムだと
   騒ぎます。


   http://mixi.jp/show_friend.pl?id=10781735

   ニックネーム  ここにいる
   氏名   遥 彼方 (男性)    横浜市在住と名乗る者が
   あまりの傲慢な態度にメール交信を断っても怒鳴り込んでくるので
   事務局に通報した後、途端に、ネットで誹謗中傷が再燃しました。


2. 出版業界の事情に無知すぎるために出版社とトラブルを起こす
   事例が後を絶えませんので私はまず私のブログと日記を読むこと
   をお勧めしてます。ところが、反対でしょ、私の作品を読んだの? 
   と言われる方が結構な数いますね。その答えもブログと日記に
   書いてますのでとお返事すると、返事になってない、どういうこと
   なのだと切れるんですね。


   また、ブログと日記には、出版事情だけじゃなくて私の仕事の
   営業方針や手順なども案内してます。ところが、それらを読まずに
   無視して自分勝手な思い込みだけで怒鳴り込んでくる人たちが
   います。


3. ネットで熱を上げてるのに、目に見えないものはすべてを疑い
   目に見えるものを異常に信じるタイプもいます。


   一部の自費出版業者の悪徳商法については私のブログでも
   多少の警告を以前から発信しています。すると、相談がメールで
   舞い込みますので丁寧にお返事しているのに、先日、事務所を
   訪問しました。立派でした。担当者の方とも名刺を交換して身なり
   が立派でした。そして、パンフレットには溢れんばかりの実績と業績
   規模が示されていました。もう、安心です、ありがとう。と途端に手の
   ひらを返したメールが届きます。

   
   ネットだからと言うことで、あることないこと被害妄想みたいに質問
   してきますので、丁寧にお断りすると途端に切れる方がいますね。


基本的にコンタクトされたことをスカウトをされたと勘違いして抜け出せ
ないようですね。さらに、あまりの先生気取りに対処できなくてマイミク
を削除しますと謝れば、切れてしまうようです。これらに共通しているの
は信じられないほど自惚れが強くて傲慢ということです。極端に自己中心
で自己倒錯の病人のようです。


日本でも大手出版社はすでに何年も前から新人との窓口を閉鎖し
ています。すると、これらのお子様の相手をしてくれるのは悪徳商法
自費出版以外にないという結果になってしまいます。真面目にやってる
自費出版業者も多くいますが、病的な自惚れ傲慢者の相手はできない
でしょう。


普通に謙虚さがあり現実性や社会性がある作家志望者は上記の
ようなことで誹謗中傷を始める訳もなく自費出版悪徳商法にも
騙されないと思います。


金融詐欺事件が手を変え品を変え続出しているように悪徳商法
自費出版事件も現実感や社会性に欠如した自惚れの塊が存在
する限り後を絶たないと思えてなりません。<注>  この記事は、いま、裁判中の特定の人物について意見や
     感想を述べているのではありません。


     悪徳自費出版業者が隆盛を極める背景に社会性を失った
     自分しか見えない作家志望者がいるという社会構造につい
     て感想を示しました。同時にネットでの営業妨害が発生する
     背景のメカニズムのひとつをご紹介しました。