ネット犯罪検挙数 4,425件

今日もTVのワイドショーでネットが犯罪の温床になっていると報じていました。


詐欺やワイセツ犯罪は勿論、誹謗中傷の激増が強調されていました。
韓国では女優がネットで激しい誹謗中傷にあい、ついに自殺しました。
幸いに未遂で終わったのですが、その直後から宣伝目的の偽装自殺だという
誹謗中傷が荒れまくったということらしいです。


もはやTV出演の有名人などは、あることないことデマ嘘情報が止め処なく垂れ
流されているとのことで、ネット全体が2ch化していることが否めないようです。

ちなみに、気違いブロガー 坂崎いるか も2ch信奉者のようです。
       http://ameblo.jp/sakazaki-iruka/


ある人が夜間の走行中に怪しい車が近づいてきたので、たまたま持っていたビデオで
助手席の友人がその様子を撮影したらしいです。案の定、当て逃げされたので、
その証拠のビデオを持って警察に届けたのですが証拠不十分として犯人の検挙に
至りませんでした。


怒りに狂った人はその映像をネットに公開したのです。
当然、ビデオには当て逃げの車もナンバープレートも写っています。
すると数日後のネットには当て逃げの車の持ち主のプライベート情報が公開される
ようになり、卑怯な犯人として誹謗中傷の的となり会社までクビになったそうです。


でも、どちらが犯人なのでしょう?


そりゃぁ、当て逃げされて警察も手を打ってくれないと怒りに狂うのも人情で
理解できます。しかし、よくまぁ都合よく助手席に友人がいてビデオが撮影できた
ものだとも思えます。


ネットにはいろいろな情報が垂れ流されます。
それがネットの特徴だし利点でもあるのですが、利用者が情報の真偽を見る目が
余りにも欠如していると驚きます。


以前、「日本人はSEXの前にシャワーを浴びるのが常識だけど、フランス人で
そんな非常識はいない」という記事がブログで紹介されました。


突如、非難轟々の嵐。


そんな非常識なフランス人はいない、嘘をつくな。
フランス人こそ非常識なのだ。
汗臭い相手とどうやってやるのだい?


これらの反論自体が反論とはいえないのです。
ただ単に読者の読後感情が反論を装い気にそぐわない情報発信者を一方的に
攻撃しているだけです。


その記事は、フランス人は相手の汗の匂いが欲情を掻き立てる重要な要素と
して尊重していて、それが歴史的であるという事例も掲載するという、まあ
論理だった記事掲載でしたが、読み手は、一行を読んだ感情を激しくぶつける
のみです。それが一部であれば笑えるのですが、いつのまにか実に多くの人々
が理性を失った感情の獣と化していることが危惧されているのだと思います。


誹謗中傷というのは、いわば悪口です。
あることないことデタラメな悪口をいうクズは昔からいます。
しかし、世間から相手にされなかったクズがいま持てはやされ英雄視される
ようになりつつある今日が異常ではないでしょうか?