広告だから怪しい?

私はインターネットをサーフィンし出版見込み者を探すのが
日常の仕事です。ですから、出版案内の定型雛形のメールを
これと目のつけたメールアドレスに送ります。


先日、定型の広告を送りつけてきたので、これは怪しい〜?
興味はあるのだけど先に聞いておきたい、貴殿は詐欺か!
というメールをいただきました。


当然ですが丁重にお断りさせていただきました。
どうして、このように子供染みた低俗なメールが尽きないので
しょうか? 呆れてしまいますね。


プロと素人の境界線をご存知ですか?
それは自己客観性なのです。ジャンルを問わず執筆するという
のはすごく主観的な仕事です。ところがプロの書く著書は客観
的に構成され書かれています。それは小説であっても自叙伝
であっても変わりません。だから、読む人を釘付けにしたり、
楽しませることができるのです。


ここでご案内する一連の怪しいメールの送り主は、すべて客観
性が見事に欠如した人たちばかりなのです。つまり、出版には
縁がないまるで売れない誰にも相手にされない著書を世界で
最高の出来栄えだと悦に入ってる人たちなのです。


そのメールの主は私も商売をしているのでサイトには住所氏名
ばかりか電話番号に顔写真、さらには身体のサイズまですべて
を載せているので、お宅も同じように私にすべてを教えなさいと
まで押し売りをしてきたのです。まあ、呆れてしまいますね。


私の仕事の宣伝を兼ねた案内メールを送らせていただいただけ
なのに、どうして無名の新人が大先生のように振舞えるのかも
ちょっと大人の理解を超えるところです。


たとえば新人の歌手とかタレントを募集するために、案内のチラシ
を投函させていただいたとします。すると、普通はオーディションの
案内が来たと低身低頭でやってきますね。それがメール一本で
大先生のように振舞う人がたまにいるのです。


常識がないのでしょうかね?
そりゃぁ、商売ですから出版が決まれば私が発掘した新人ですから
将来は大先生になっていただきたいので、それなりの対応をいたし
ますが、オーディションにやってくる連中に可笑しなのがいれば
追い返すだけが世間の相場なんですがね。


ところが、こういう可笑しなのこそ、何を言い出すのかわかりません。